当場生産馬のタイセイディアマン号が3歳未勝利を快勝!

3月29日阪神第3R(3歳未勝利)に、当場生産馬のタイセイディアマン号が出走しました。

 

 

前走の芝1400の新馬戦では、残念ながら11着と敗れていたタイセイディアマン。

デビュー前の調教ではかなり動いていた印象だったので、正直これほど負けるとは思っていませんでした。

このデビュー戦のあと、オーナーサイドから「半兄タイセイブリリオが現在ダートの短距離で頑張ってくれているし、次走はダート短距離を試そうと思う」と伺っていました。

このダート替わりが評価されたのか、ダート1200という今回のレースでは4番人気に支持されていました。

レースでは無難にスタートを切って、中団の位置でレースを展開していくディアマンでしたが、鞍上の動きを見るとずっと外に張り気味に走っていた模様。

結果として、4コーナーから最後の直線を迎える際にもかなり外目のコースを取っていました。

それでも直線に向いてからはしっかり伸びてきて、最後は2着馬に1馬身差を付けて優勝しました。

馬主様をはじめ関係者の皆さま優勝おめでとうございます。

本馬は庭先取引にて現在の馬主様にご購買いただきました。

リステッドレースのマーガレットS(芝1200)で2着しているメルテッドハニーの全弟であること、また半兄タイセイブリリオも芝で3勝していることからまずは芝でデビューしましたが、結果的に本馬はダート適性が高かったのでしょう。

半兄タイセイブリリオがOP入りするなど、最近は本馬の祖母メリュジーヌを祖とする牝系も頑張ってくれています。

来週には、本馬の従姉ピューロマジックがドバイのG1アルクォーツスプリント(芝1200)に出走予定です。

この牝系がさらに発展できるように、当場としても力を入れていきたいと思います。

 

新たに当歳馬3頭が誕生

新たに3頭の当歳馬が誕生しています。

3月11日にはクラシックスがキタサンブラックの牝馬を出産しました。

キタサンブラック産駒らしい、素軽いやや薄手の馬体をしています。

 

また、3月14日にはメリオールがマジェスティックウォリアーの牝馬を出産しています。

10日以上早く生まれましたが、馬格は普通サイズに出てくれていて、牝馬ながらしっかりとした馬体からはダート適性を感じさせます。

 

そして、本日3月17日にはジョワユーズがインディチャンプの牡馬を出産しました。

こちらは逆に2週間以上遅れての出産でしたが、その分立派な馬格で生まれてくれて、現在まで生まれている当歳馬のなかでは最高体重となる67kgという出産時馬体重でした。

 

今年の出産予定が例年より少ないこともありますが、当場における出産も残り5頭となりました。

一方で、1歳馬のHBAセレクションセールの申込が終了するなど、牧場全体で改めて気を引き締めることが多い時期を迎えています。

 

当歳馬2頭が誕生

時間が経過していますが、2月26日にエレガントルビーがエフフォーリアの牝馬を出産しています。

 

 

予定日より約2週間も早く生まれた初仔の牝馬なので、小柄の馬格で生まれています。

2週間ほど経った現在が、やっと誕生時の普通サイズになったかなという馬格です。

母エレガントルビーにとっては初仔となりますが、乳付きも良く、良いお母さんをしてくれています。

この当歳馬に対する評価はもっと成長してからになるでしょうが、馬産地におけるエフフォーリア産駒の評判は総じて高い印象を受けます。

 

さて、3月3日にはロジモーリスがロジユニヴァースの牡馬を出産しました。

 

 

ロジユニヴァース産駒らしく伸びがあって、立派な馬格で生まれています。

この当歳牡馬の祖母メチャコルタは、亜1000ギニー大賞典の勝ち馬です。

また、叔母のダノンフェアレディは、先日のG2フィリーズレビュー勝ち馬ショウナンザナドゥを新馬戦で破って勝っています。

優秀な牝系出身なので、この当歳牡馬も立派な競走馬に育ってほしいですし、おそらくは芝路線に適性を示すのではと予想しています。