【セレクトセール】№451スルターナの2023(牡 父コントレイル)

当場からはセレクトセール当歳に2頭上場予定ですが、今回は№451スルターナの2023(牡、父コントレイル)を紹介させていただきます。

本馬の牝系解説文(ブラックタイプ)はこちらからご参照ください。

 

 

【2023年6月撮影時】

 

【7月3日現在の馬体重】206kg

 

3冠馬の父コントレイルと同じ4月1日生まれの本馬。

出生時の馬体重が66kgと立派な馬体で生まれている分、3ヶ月齢に達してないなかでも馬体重がしっかりあります。

他のコントレイル産駒を見ていないので比較はできませんが、少なくとも本馬は力強さを感じさせる馬体をしています。

小さめの顔などはディープ系の血を引く馬らしい特徴とも言えますが、大きな四肢のつくりや筋肉量の多さなどは北米血脈の強い馬に見られる傾向でもあります。

実際、父コントレイルの母系が北米血脈で固められていることもあってか、本馬のその馬体からはディープ系らしい芝適性とパワフルな馬体から連想させるダート適性の両方を感じることができます。

本馬の母スルターナがしっかりとした馬体をしているのでその影響を受けているとも言えますが、コントレイルの血統背景を考えると、このような力強さを感じさせる馬体に出ることもあるのでしょう。

そのコントレイルは、本馬の世代が初年度産駒になります。

馬産地でも産駒の出来は評判になっているようで、セレクトセールでも本馬を含めて20頭以上が合格、上場予定という事実からもこの種牡馬への期待の高さが窺えます。

評判のなかには「ディープ系らしい品がある」「力強さを感じる馬体のなかにも段々と柔らか味が出てきた」「何頭も見たけど、どの馬も好馬体」など総じて高評価のものが多い印象です。

コントレイル自身は、母方にStorm CatやUnbridled’s Songを持つなど、いかにもディープ産駒の成功パターンと言えるような血統背景の持ち主だと言えます。

このうちのStorm Catと、本馬の4代母モガミポイントと血統的な親和性が高い関係にあります。

 

 

Storm Bird≒NijinskyというNorthern Dancer×Bull Page系牝馬の組み合わせがあるほか、Secretariat≒ボールドラッドによる4分の3同血クロスがあるなど、Storm Cat≒モガミポイントは相似クロスと見なせるほど親和性が高いです。

この血統的相性の良さがあるため、当場で繫養している多くのモガミヒメ(モガミポイントの娘)牝系の繁殖牝馬たちに対しては、毎年のようにStorm Catの血を持つ種牡馬を配合するように心掛けています。

また、母スルターナは当場が好んで残しているキングヘイロー牝馬の一頭ですが、このキングヘイローとコントレイルの父ディープインパクトは血統的な類似点が多く、相似クロスを形成する関係と言えます。

 

 

いずれの血脈もHalo、LyphardそしてSir Ivorを持つ点で共通しています。

このように、本馬にはStorm Cat≒モガミポイントとディープインパクト≒キングヘイローという2つの相似クロスが存在します。

これにより、高い競走能力の遺伝が伝わることを期待しています。

実際、本馬の配合にはモデル馬がいて、それが今週末にG1宝塚記念に出走予定で国内外の重賞を4勝しているディープボンドです。

 

 

ディープボンドも当場生産馬で、「父がディープインパクト系種牡馬」「母の父キングヘイロー」「母系がモガミヒメ牝系」という3つの血統的特徴は本馬と同じです。

この2頭の血統表を見比べると、彼らの血統背景が似ていることがわかります。

 

 

コントレイルの初年度産駒ということで、本馬がどのような距離や馬場の適性を示すか判断するのが難しいですが、この牝系に由来する高い競走能力は受け継いでくれていると思います。

今回のセレクトセール当歳では多くのコントレイル産駒が上場予定ですが、彼らと比較する意味でも、この記事が参考になると幸いです。

本馬に関してお問い合わせがございましたら、牧場公式サイトからご連絡いただくか、当ブログに連絡先を添えてコメント欄にご記入くださるようお願いいたします。

当場から折り返し連絡させていただきます。

 

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