2023年09月04日
9月2日、札幌第1R2歳未勝利戦(芝1200)に当場生産馬のピューロマジック(牝、父アジアエクスプレス)が出走しました。
ダート適性が高いアジアエクスプレス産駒というのも人気を後押ししたのでしょうか。
札幌最終週の稍重の芝1200という条件が、このくらいの血統のほうが適性が向くと競馬ファンの方々に思われたのかもしれません。
このレースを1番人気で迎えたピューロマジックはこのきょうだい、この牝系らしいスタートの速さで先頭に立ってレースを進めます。
道中も先頭を譲らず最終コーナーを回ったピューロマジックは、鞍上のゴーサインに応えて2着以下をグングン離していきます。
最後は2着馬に10馬身差を付けて未勝利戦を勝ち上がりました。
馬主様をはじめ関係者の皆さま優勝おめでとうございます。
本馬は、2022年のセレクションセールにて現在の馬主様にご購買いただきました。
セール上場に向けての当時の記事はこちらからご参照ください。
【1歳時のピューロマジック】
当時のブログ記事にも書きましたが、本馬の適性に関しては距離は短めが良さそうとは思っていたものの、どちらかと言えばダート向きと判断していました。
もちろん、そのパワーがあるからこそ今回のような馬場もこなすだけの能力があったということでしょうが、それにしても札幌最終週の稍重馬場で1:09.8のタイムは当場生産馬ながら立派だと思います。
この走破タイムならば上のクラスでも楽しみです。
9月3日の新潟第8R3歳上1勝クラス(ダート1800)には当場生産馬のキタサンドーシン(牡、父キタサンブラック)が出走しました。
ここ3走、掲示板を外すことなく1勝クラスでは安定感があったキタサンドーシン。
あともう少しというレースが多いなか、前走の同条件が2着だったことも後押ししてか、1番人気に支持されてレースを迎えました。
今回は大外発走で内の馬たちが先に行く展開のなか、道中は3番手あたりで追走しながらレースを進めます。
プレッシャーのかからない好位置から徐々に先頭に追い付く形で追い上げていったキタサンドーシンは、最終コーナーを回って直線を迎えると、鞍上のゴーサインに応えて力強く伸びていきます。
一旦は2着馬に並びかけられる場面があったものの、そのあとも力強く伸びたキタサンドーシンは、最後は2着馬に2馬身1/2差を付けて優勝しました。
馬主様をはじめ関係者の皆さま優勝おめでとうございます。
本馬は庭先取引にて現在の馬主様にご購買いただきました。
活躍馬を続々と出しているキタサンブラック産駒で、さらには父と同じ馬主様にご購買いただいてる馬でもあるので、なんとか早く2勝目を挙げてほしいと願っていました。
厩舎関係者の皆様や休養先の育成場さんが、本馬の若駒時からいろいろと試行錯誤しながら成長を促してくださった経緯があります。
その結果が、本馬が古馬になってさらに成長してくれている要因だと思います。
加えて、前走2着のときから連続して騎乗してくださった北村宏騎手とも手が合うのかもしれません。
父キタサンブラックの背中も知っている鞍上さんなので、今回は決めてくれるのではと期待して応援していました。
馬場適性が父と異なるものの、伸びのある馬体は父似なので、今後もある程度距離のあるレースを使われることになるでしょう。
さらなる本馬の成長と活躍に期待したいと思います。