2025年09月21日
9月16日セプテンバーセール2日目に、当場生産馬の№328タイセイアヴァンセの2025を上場いたしました。
結果、(株)ヒルノさまにご購買いただきました。
ご購買いただきました馬主様ならびに関係者の皆さま、誠にありがとうございました。
今回のセプテンバーセールの3日間開催のうち、初日の9月15日に関してはJRAの競馬開催日と重なっていました。
2日目と3日目の売却率が80%を越えるなか、この日程が関係してか初日の売却率は73%程度にとどまり、他の2日間との比較では10%近い差がありました。
いずれ関係者の方々によって分析はされるでしょうが、セプテンバーセールをいかに充実させるかについては今後も議論されていくことと思います。
セールにおける購買者の方々の購買意欲が強い時代が訪れている分、セール主催者や上場者の方々も、より一層お客様にご満足いただけるようなセールにしなければならないと感じていることでしょう。
当然、当場も魅力ある当歳・1歳馬を上場できるように今後も努力する所存です。
本馬の落札によって、ありがたいことに今年の1歳世代については行き先がすべて決定しました。
当場内での離乳も進んでおり、その大半は中期育成場への移動が完了しています。
これら当歳世代の馬体のつくりや成長具合を吟味しながら、どのセールに申し込むべきかを判断して、また来年の1歳馬セールに臨むことになるでしょう。
一方で、これはセールに直接は関係ありませんが、今年の当歳世代においてはターファイト・ローレルの各クラブに対するクラブ募集馬をまだ提供しておりません。
近年、当場提供馬のクラブ成績の不振が続いており、牧場内で方針を変える必要があると結論付けました。
具体的には、この当歳世代からもクラブ提供することは既定路線であるものの、彼らの成長を良く見守りながら1歳時になってどの馬を提供するかを決めようと思っています。
候補馬はいるものの、より慎重に成長具合を吟味して、クラブ提供にふさわしい馬を選定するつもりです。
クラブ提供馬の成績向上は、当場においては必ず改善しなければならない課題の一つなので、今まで以上に真摯に取り組んでいきます。