当歳馬3頭が誕生

報告が遅れましたが、新たに3頭の当歳馬が誕生しています。

2月1日にはハーランズワンダーがチュウワウィザードの牝馬を出産しました。

 

 

2月6日にはキタサンテンビーがエスポワールシチーの牝馬を出産しました。

 

さらに、2月8日の2:00頃にロジマジェスティがウエストオーバーの牝馬を出産しています。

 

3頭続けて牝駒が誕生してくれました。

この3頭の母馬はいずれも標準より小柄な馬体ですが、生まれた当歳馬は標準もしくはそれ以上の大きさに成長してくれそうな印象です。

 

ベルキューズがミスターメロディの牡馬を出産!

報告が遅れましたが、1月27日深夜に当場繫養の繁殖牝馬ベルキューズがミスターメロディの牡馬を出産しました。

 

 

標準かそれ以上の馬格のある馬体で生まれてくれました。

母ベルキューズは、牝系の影響を受けてかヘニーヒューズ産駒の割りにはそれほど重心が低くない馬体なのですが、この牡駒もその雰囲気は感じさせます。

この牝系からは気の強い馬が生まれやすいので、将来はやんちゃ坊主になるかもしれません。

 

当場生産馬のタイセイブリリオが江戸川Sを快勝!

1月26日の中山第10R江戸川S(3勝クラス、ダ1200)に、当場生産馬のタイセイブリリオが出走しました。

 

 

3勝クラス入り当初は芝レースでなかなか歯が立たず、その後はダート路線に転向。

そこで2着、3着と好走していたのでOP入りも近いかと思っていましたが、なかなかレース展開が嚙み合わないなどでこのクラスを卒業できずにいました。

しかしながら、ここ最近は復調気配と思えるレース振りで、今回の3勝クラスの江戸川Sでも5番人気に支持されていました。

レースで好スタートを切ったタイセイブリリオは、楽な手応えでスタート直後に2番手に付ける展開に。

その後は、他馬が後ろから追い上げていくなかで順位を下げていきましたが、道中は折り合いながら脚を溜めていました。

3~4コーナーあたりでは先頭集団を捉えるべく徐々に差を詰めていきます。

最後の直線では力強く伸びていくなかで先頭を捉えて、最後は2着馬に1馬身1/4差をつけて優勝しました。

馬主様をはじめ関係者の皆さま優勝おめでとうございます。

本馬は庭先取引にて現在の馬主様にご購買いただきました。

実のところ、これまでの3勝はすべて芝によるもので、今回の勝利が初めてのダート勝ちとなりました。

もともと芝で成績を残していた馬なので、芝スタートの今回のレースでもスタートから先頭集団に付けられたように、これまでの戦績が活かされたレースでもありました。

ダートでOP入りしたことで、今後はダート短距離のOP・重賞レース出走が見込まれます。

同じ路線では当場生産馬のドンアミティエやバグラダスもいるので、そのうち同じレースに複数出走という流れがあるかもしれません。

なお、タイセイブリリオの母メリオールは本年マジェスティックウォリアーの仔を出産予定ですが、無事に生まれてくれればOP馬バグラダスと3/4同血の馬が生まれることになります。

また、1週間後のG3シルクロードSに出走予定のピューロマジックは、タイセイブリリオの従妹にあたる血統なので、2週続けてこの牝系には期待したいところです。

 

アメージングムーンがイクイノックスの牡馬を出産!

今年も出産の時期がやってきました。

1月22日に、当場繫養の繁殖牝馬アメージングムーンがイクイノックスの牡馬を出産しています。

 

 

牡馬ですが品が良く、ちょうど良いサイズの馬体に生まれてくれました。

素軽さがあり、賢さも感じさせるので、将来は芝路線の大きなレースで活躍するような馬に育ってほしいです。

なお、本馬が今年の出産の第1号となりました。

まずは無事に生まれてくれたので、このあとに続く当歳馬たちも無事に生まれてくれたらと願っています。

 

当場生産馬のドンアミティエ号がりんくうS(OP)を快勝!

12月22日、京都第11RりんくうS(OP、ダ1200)に当場生産馬のドンアミティエ号が出走しました。

 

 

前走のOPで3着と健闘したのが評価されたのか、このレースを4番人気で迎えたドンアミティエ。

スタートをうまく決めて、先頭集団を追走しながらも、道中は中団まで下がって脚を溜めていました。

3~4コーナーで徐々に行き脚を付けながら、最終コーナーあたりで追い出しをはかります。

バラけた直線で前が空いたドンアミティエは、道中控えていた分、直線では力強く伸びて先頭集団を一気に捉えに行きます。

その勢いのまま先頭に躍り出て、最後は2着馬に1馬身3/4差をつけて優勝しました。

馬主様をはじめ関係者の皆さま優勝おめでとうございます。

本馬は、2021年のサマーセールにて現在の馬主様にご購買いただきました。

サマーセール上場に向けての当時の記事はこちらからご参照ください。

 

【1歳時のドンアミティエ】

 

どちらかと言えば涼しい時期のほうが調子が良いと聞いていたので、叩き2戦目の今回は良いところを見せてくれるのではと期待していました。

以前までは1~2番手で道中競馬していた馬が、今回は中団待機で折り合いながら脚を溜めて、最後の直線で弾けるという強い競馬をしてくれました。

前走の室町Sで4番手追走から3着と健闘しているように、その前走で幸騎手が教えたことを馬が今回の競馬でしっかりと結果として結び付けてくれました。

今回の鞍上の菱田騎手も、前走を踏まえた素晴らしい競馬をしてくれたと思います。

 

さて、その幸騎手を鞍上に向かえて中山競馬場のG1有馬記念に出走した、もう1頭の当場生産馬ディープボンド。

自分はドンアミティエが走る京都ではなく、今回はG1ということで中山競馬場に応援に駆けつけていました。

レース前に馬主様やその関係者の方々にご挨拶させていただくなかで、その時点ではメディア発表されていませんでしたが、このレースをもってディープボンドは引退の方向だと伺っていました。

パドックでは本当に良い出来に見えて、厩舎サイドの方々が本当に立派に仕上げてくださったと感じました。

いつもは必ずカメラで彼の写真を撮影するのですが、事前に最後のレースになる可能性を聞いていたので、目に焼き付けたい思いでずっと見ていたためにすっかり撮影するのを忘れてしまいました。

レース結果は残念ながら13着で終えましたが、本当に誇らしく思います。

牧場からの応援という意味では、基本的に生産馬が重賞に出走する日くらいしか応援には行けないのですが、ディープボンドは多くの重賞に出走してくれたので随分と競馬場に応援に行かせてもらいました。

2022年には凱旋門賞の応援にフランスまで行きましたが、私にとっては初めての凱旋門賞観戦でした。

レースの20分前にいきなり土砂降りになって、彼も自分もずぶ濡れになったのは今では良い想い出です。

引退後は京都競馬場で誘導馬になる予定と聞いています。

競馬場まで応援に行くたびに、ディープボンドのグッズを纏ったファンの方々を多く見かけました。

本当に多くの方々に愛されている馬だと感じました。

これからは違う形で競馬ファンの方々と接することになりますが、これまで同様に彼のことを愛してくださると幸いです。

これまで競走馬ディープボンドを応援してくださり、改めて心より御礼申し上げます。