クラブ募集馬3頭(当歳)の近況

当場の当歳馬世代も離乳から時間が経過して、成長具合や気性に個性を感じる時期になってきました。

今回はローレル・ターファイト各クラブに提供している当歳募集馬、およびユニオンオーナーズクラブ様の許諾を得てクラシックスの2024の近況も併せてご報告いたします。

まずは、ローレルクラブに提供しているアメージングムーンの2024(牝、父コントレイル)の近況からです。

 

 

【11月末日現在の測尺】体高149cm 胸囲163cm 管囲19.3cm 馬体重364kg

 

当場の現当歳世代のなかで、1番早く誕生したのが本馬です。

そのこともあって、測尺の数字はすべて当場平均を上回ります。

特に体高149cmは当場の現当歳のなかで最も大きく、例えば例年の1歳馬セールに上場される小柄な1歳馬にも見られる体高の数字です。

兄姉との比較で言えば、一番雰囲気が似ているのは現2歳の半姉アメージングハナビでしょう。

そのハナビは新馬戦3着と素質の片鱗を見せていて、未勝利勝ちも視野に入ってきていて、当場としても引き続き期待している一頭です。

本馬の父コントレイルは種牡馬のなかでは少し小柄な部類に入るものの、産駒は総じて小柄な印象は感じませんし、実際に本馬も立派な馬格に成長しそうです。

 


 

次に、ターファイトクラブに提供しているメジェルダの2024(牝、父レイデオロ)の近況です。

 

 

【11月末日現在】体高142cm 胸囲153cm 管囲17.9cm 馬体重293kg

 

アメージングムーンの2024とは逆に、3月31日生まれと当場のなかでは遅めの生まれも関係して、当場平均より総じて低めの数字になります。

母メジェルダが少し小柄な馬体であることが関係してか、メジェルダ産駒は牡牝にかかわらず平均より少し小柄な馬に出やすい印象です。

兄姉との比較で言えば、体高のある現2歳のメロディーロードよりも、本馬は重賞勝ち馬ピューロマジックのほうに馬体の雰囲気がよく似ています。

現在、3月31日生まれの本馬は月齢で言うと8ヶ月齢ですが、2月18日生まれのピューロマジックは8ヶ月齢(とプラス10日ほど)で体高143cm、馬体重300kgでした。

胸囲に関してはピューロマジックが151cmだったのに対して、本馬は153cmだったので、半姉よりしっかりとした馬体にも見せます。

モガミヒメ牝系ほど緩さもないですし、牝馬ながら四肢の筋肉に力強さを感じさせるのも、このきょうだいらしい特徴を受け継いでいる点だと言えます。

 


 

最後に、ユニオンオーナーズクラブ様の許諾を得て、クラシックスの2024(牡、父キズナ)の近況をお伝えします。

 

 

【11月末日現在】体高147cm 胸囲158cm 管囲19.6cm 馬体重341kg

 

脚長の馬体で、胸囲や体重よりも、体高のほうが先に上がっていくタイプの馬です。

一方で、飼い食いに癖が出始めているように感じたので歯をチェックしたところ比較的伸びていたので、この中間に整歯してもらっています。

それ以降は、胸囲も含めて丸みを帯び始めているので、良い成長傾向にあると感じています。

クラシックスの産駒は、放牧地や馬房でも気の強さを前面に出すタイプが多く、本馬も当初はそうでした。

ただ、セレクトセールで現オーナーにご購買いただいて以降、クラブ会員さんにしばしば見学に来ていただくなかで、随分と気性面で成長したように感じます。

関節のつくりや蹄が大きく、脚の長さも考慮すると、十分に立派な馬体に成長すると予想しています。

 

当場で働いていただける牧場スタッフさんを1名募集します

公式サイトのリクルート欄を更新したように、新たに当場で働いていただける牧場スタッフさんを1名募集いたします。

詳細についてはこちらをご参照ください。

以前までは牧場拡張に伴うスタッフさんの募集でしたが、それにより充足していたものの、1名欠員が生じたことでこのたび新たに1名を募集させていただく次第です。

働いていただける方には当場内の社宅に住んでいただきますが、現在空いている社宅の間取りは1LDKの一軒家です。

比較的買い物に行くにも近い場所で、例えば新冠町内のコンビニには車で約5分、日用品の買い物に隣町の新ひだか町まで行く場合でも約15分程度で到着する場所です。

なお、当場では車の貸し出しはしておりませんので、スタッフさんのほうで車を用意していただく必要があることをご承知おきください。

興味のある方はリクルート欄からお問い合わせください。

 

当場生産馬のタッチウッド号がアーモンドアイCを快勝!

11月24日の東京第11R(芝2000)に、当場生産馬のタッチウッド号が出走しました。

 

 

約1年7ヶ月ぶりの出走となったタッチウッドですが、この間に脚元の不安があったようです。

大柄な馬で、久々の出走となる今回の馬体重が540kgでの出走だったタッチウッドは、このレースを7番人気で迎えました。

最内枠からの出走でしたが、スタート直後に鞍上のC・デムーロ騎手に促されながら好位につけた後は、コーナーを活かして先頭に立つ展開となります。

そのままペースを落ち着かせながら最終コーナーまで先頭だったタッチウッドは、直線を迎えてから鞍上に追われて加速していきます。

一度は後続に飲み込まれそうになるものの、そこから底力を発揮してさらに伸びていきます。

最後は2着馬に2馬身1/2差を付けて優勝しました。

馬主様をはじめ関係者の皆さま優勝おめでとうございます。

本馬は、2021年のセレクションセールにて馬主様にご購買いただきました。

セレクションセール上場に向けての当時の記事はこちらからご参照ください。

 

【1歳時のタッチウッド】

 

セレクションセール上場時で490kgほどあった馬なので、将来的に500kgを超す馬体で競馬をするであろうことは予想していました。

これまでの競走成績を見ても能力の高さは感じていましたが、何と言っても1年以上も出走していない馬だったので、まずは無事に走り切ってほしいと願いながら応援していました。

終わってみると改めて高い競走能力を見せてくれたので、本当に嬉しく思っています。

これでOP入りを果たした形になるので、順調に行ってくれれば再び重賞戦線への挑戦も見えてくるでしょう。

今後もまずは無事に、そして馬主様のために走り続けてくれたらと願っています。

2025年生産予定馬名簿を更新

当サイトの生産馬名簿の欄に、2025年度生産予定馬名簿を追加しました。

来年はアメージングムーンがイクイノックスの仔を出産予定であったり、ピューロマジックの母メジェルダがサートゥルナーリアの仔を出産予定だったりと、当場にしては19頭と出産予定が少ないながらも楽しみなラインナップです。

興味のある方はこちらからご参照ください。

 

 

ターファイトクラブ募集馬トキノステラの2023(牝 父アジアエクスプレス)が満口に

当場生産馬でターファイトクラブ募集馬のトキノステラの2023(牝、父アジアエクスプレス)につきまして、先日このブログにて満口近いアナウンスをさせていただきましたが、結局その日のうちに満口扱いとなりました。

ご報告が遅れてしまいましたが、出資会員の皆さまには御礼申し上げますとともに、今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

 

母トキノステラの全姉であるゼフィランサスは、初仔からJRA3勝馬のダンケシェーンを産み、その後は重賞勝ち馬ディープボンドも出しています。

また、もう一頭の全姉クラシックスも初仔ドンアミティエが現在JRAのOPクラスに在籍していて、彼はその血統構成が本馬と同血という関係です。

トキノステラにとって初仔となる本馬は、牝馬ながら約500kgの立派な馬体をしていて、適性に関してはドンアミティエと同じダート短距離が主戦場になるのではと予想しています。

育成場のファンタストクラブに移動してからも順調のようですし、その順調さと丈夫さでコンスタントに活躍できる馬に成長してくれることを期待しています。

改めまして、このたびは多くの会員の方々にご出資いただき誠にありがとうございました。