2026年07月16日
今年のセレクションセールでは、当場生産馬が5頭合格しています。
今回はそのなかから№170タイセイアヴァンセの2025(牝、父ヘニーヒューズ)を紹介させていただきます。
本馬の牝系解説文(ブラックタイプ)はこちらからご参照ください。





【7月6日現在】体高152cm 胸囲176cm 管囲19.0cm 馬体重428kg
本馬はセール2ヶ月前から当場にてセリ馴致を行っておりましたが、サマーセール上場予定馬の馴致も含めた当場内の負担を総合的に判断して、セール1ヶ月前から地元新冠の育成公社さんに預かってもらってセリ馴致をお願いしています。
母タイセイアヴァンセはJRA芝2000、芝2200そして芝2600でそれぞれ3着するなどしたものの、残念ながら勝ち上がれずに引退。
当場に母馬として帰ってきてくれました。
母にとっての初仔であるミトノユニヴァースは、ロジユニヴァース産駒らしく薄手の馬で、初仔ということもあってかそれほど大きくもなく430~440kg台で競馬しました。
それでも、東海競馬では1400~1700の重賞を3勝するなど頑張ってくれました。
2番仔のロジアヴァンセはミトノユニヴァースの全弟であり、JRA所属でダート1800で入着するものの、勝ち上がれずに引退しています。
ただ、この2頭の競走成績を見てから、タイセイアヴァンセは芝寄り血統ながらダート馬もしっかり出せるんだなと、それ以降の配合に活かすことができました。
また、タイセイアヴァンセの3番仔である現役馬マテンロウゼロ(牡、父リオンリオン)は芝2000で勝ち上がった後、1勝クラスでも入着するなど、血統どおり芝馬として頑張ってくれています。
これらの繁殖実績を総合的に考慮して、タイセイアヴァンセに一流のダートサイアーであるヘニーヒューズを配合して本馬が誕生しています。
また、本馬の配合モデルとして、本馬の伯父にあたるダンケシェーンが挙げられます。
ダンケシェーンはJRAダート1400~1600で3勝してくれましたが、父は本馬と同じヘニーヒューズなので、血統的に3/4同血の関係になります。

本馬の母父が芝適性の高いハービンジャーであると言え、ヘニーヒューズ産駒であることと伯父の競走実績から、本馬のダート適性の高さが窺えます。
また、本馬の属するモガミヒメ牝系の場合、父馬がStorm Catの血を含んでいると活躍傾向にあります。
本馬の叔父で国内外重賞4勝のディープボンドや、現役馬でOP3勝しているドンアミティエなどはこの血統パターンに属します。
血統的見地からは、Storm Catとモガミヒメの母モガミポイントの血統構成が似ているからではないかと考えています。

まず、それぞれの父系においてStorm Bird≒Nijinskyの関係があります。
また、2頭のそれぞれの母父においても、Secretariat≒ボールドラッドの関係が成り立つように、両者は互いに血統的な親和性が高いと感じています。
Storm Cat≒モガミポイントの相似クロスを持つ産駒からは、北米血脈らしいスピードやパワーを感じることが多いです。
本馬の配合においてもこの血統パターンは長所だと思います。
本馬の父ヘニーヒューズは、種牡馬として大ベテランと言えるくらいの年齢になっていますが、産駒はダート路線でまだまだ健在です。
本馬も血統どおりにスピードとパワーが伝わってくれていれば、ダートのマイル以下で適性を示すのではないかと考えます。
本馬に関してお問い合わせがございましたら牧場公式サイトからご連絡いただくか、当ブログに連絡先を添えてコメント欄にご記入くださるようお願いいたします。
当場から折り返し連絡させていただきます。
