【サマーセール2026】№1019サンセットキスの2025(牝 父ウエストオーバー)

今年のサマーセールには当場生産馬から4頭を上場予定であり、その上場日はサマーセール5日目の8月21日となっております。

今回は、そのうちの№1019サンセットキスの2025(牝、父ウエストオーバー)を紹介させていただきます。

本馬の牝系解説文(ブラックタイプ)はこちらからご参照ください。

 

 

【7月29日現在】体高152cm 胸囲178cm 管囲19.8cm 馬体重462kg

 

母サンセットキスは当場で導入した父Kingmannの繁殖牝馬で、本馬はその3番仔になります。

初仔がAmerican Pharoahの持ち込み牡馬で、2番仔がキタサンブラックの牝馬ですから、当場としても期待している繁殖牝馬の一頭です。

サマーセールの牝系解説文には掲載されていませんが、本馬の牝系を遡ると、2022年の仏G1凱旋門賞などG1を6勝した名牝Alpinistaと同牝系になります。

2022年の凱旋門賞は当場生産馬ディープボンドも出走したレースであり、その勝ち馬Alpinistaのイメージが強く残っていたため、彼女をモデルに配合して生まれたのが本馬でした。

 

 

ただ、Alpinistaは欧州の12F路線を得意とした馬だったので、本馬の場合は日本向きにするためにスピードと早熟性を備える必要があると考えていました。

早熟性については、Sadler’s Wells4×3というキツめのクロスをあえて作ることで対応しました。

また、本馬の母父Kingmanの血が、本馬の血統ではもっともスピードの影響を与えやすい血脈だと判断して、その祖先であるDanzigクロスを施すことにしました。

結果として、Frankel系の産駒らしい容積のある馬体と、しっかりとしたトモを備えた馬に成長してくれました。

父のウエストオーバーについても触れておくべきでしょう。

Frankel産駒のウエストオーバーは欧州12F路線で活躍し、G1を3勝しています。

また、G1ドバイシーマクラシックではイクイノックスの2着であったり、G1凱旋門賞でも2着するなどG1での2着は4回あります。

ウエストオーバーは12Fを得意としながら、その競走成績からはFrankel産駒らしいパワーのみならず、スピードや切れ味も感じさせる内容でした。

そのウエストオーバーにとって、本馬を含めた1歳馬が初年度産駒となります。

当然、ウエストオーバー産駒の活躍傾向はこれから判明することになりますが、40頭以上のG1勝ち馬を輩出しているFrankelの産駒成績を参考にした場合、以下の傾向が見受けられます。

まずは、FrankelのG1勝ち馬のなかにMr.Prospectorクロスを持つ馬が15頭いたことです。

パワフルなスピードを持つFrankel産駒にとって、Mr.Prsopectorの血脈はその長所を阻害することなく活かせるのでしょう。

また、その次に活躍傾向として見えてきたのが、FrankelのG1勝ち馬のうちDanzigクロスを持つ産駒が11頭いたことです。

Frankelという馬は、Galileo×デインヒルという成功配合から生まれていますが、どちらも容積のあるパワフルな馬体をしています。

そのうちのデインヒルの血脈を活かす意味でも、その父Danzigのクロスを施すことはプラスなのでしょう。

本馬の母父であるKingmanは父系がDanzig系であり、彼の母系はMr.Prospectorに遡ります。

Frankel産駒の活躍傾向からすると、このKingmanの血脈は相性が良いのではと考えています。

本馬の馬体、そしてウエストオーバーを含めた血統背景も含めて考えると、芝のマイル~中距離に適性を示すように思います。

また、血統的に力強い血脈が多く含まれているので、容積のある馬体であることも考慮すると、本馬も含めてウエストオーバー産駒からダート馬が出る可能性も感じています。

 

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