2026年08月12日
今年のサマーセールには当場生産馬から4頭を上場予定であり、その上場日はサマーセール5日目の8月21日となっております。
今回は、そのうちの№1019サンセットキスの2025(牝、父ウエストオーバー)を紹介させていただきます。
本馬の牝系解説文(ブラックタイプ)はこちらからご参照ください。





【7月29日現在】体高152cm 胸囲178cm 管囲19.8cm 馬体重462kg
母サンセットキスは当場で導入した父Kingmannの繁殖牝馬で、本馬はその3番仔になります。
初仔がAmerican Pharoahの持ち込み牡馬で、2番仔がキタサンブラックの牝馬ですから、当場としても期待している繁殖牝馬の一頭です。
サマーセールの牝系解説文には掲載されていませんが、本馬の牝系を遡ると、2022年の仏G1凱旋門賞などG1を6勝した名牝Alpinistaと同牝系になります。
2022年の凱旋門賞は当場生産馬ディープボンドも出走したレースであり、その勝ち馬Alpinistaのイメージが強く残っていたため、彼女をモデルに配合して生まれたのが本馬でした。

ただ、Alpinistaは欧州の12F路線を得意とした馬だったので、本馬の場合は日本向きにするためにスピードと早熟性を備える必要があると考えていました。
早熟性については、Sadler’s Wells4×3というキツめのクロスをあえて作ることで対応しました。
また、本馬の母父Kingmanの血が、本馬の血統ではもっともスピードの影響を与えやすい血脈だと判断して、その祖先であるDanzigクロスを施すことにしました。
結果として、Frankel系の産駒らしい容積のある馬体と、しっかりとしたトモを備えた馬に成長してくれました。
父のウエストオーバーについても触れておくべきでしょう。
Frankel産駒のウエストオーバーは欧州12F路線で活躍し、G1を3勝しています。
また、G1ドバイシーマクラシックではイクイノックスの2着であったり、G1凱旋門賞でも2着するなどG1での2着は4回あります。
ウエストオーバーは12Fを得意としながら、その競走成績からはFrankel産駒らしいパワーのみならず、スピードや切れ味も感じさせる内容でした。
そのウエストオーバーにとって、本馬を含めた1歳馬が初年度産駒となります。
当然、ウエストオーバー産駒の活躍傾向はこれから判明することになりますが、40頭以上のG1勝ち馬を輩出しているFrankelの産駒成績を参考にした場合、以下の傾向が見受けられます。
まずは、FrankelのG1勝ち馬のなかにMr.Prospectorクロスを持つ馬が15頭いたことです。
パワフルなスピードを持つFrankel産駒にとって、Mr.Prsopectorの血脈はその長所を阻害することなく活かせるのでしょう。
また、その次に活躍傾向として見えてきたのが、FrankelのG1勝ち馬のうちDanzigクロスを持つ産駒が11頭いたことです。
Frankelという馬は、Galileo×デインヒルという成功配合から生まれていますが、どちらも容積のあるパワフルな馬体をしています。
そのうちのデインヒルの血脈を活かす意味でも、その父Danzigのクロスを施すことはプラスなのでしょう。
本馬の母父であるKingmanは父系がDanzig系であり、彼の母系はMr.Prospectorに遡ります。
Frankel産駒の活躍傾向からすると、このKingmanの血脈は相性が良いのではと考えています。
本馬の馬体、そしてウエストオーバーを含めた血統背景も含めて考えると、芝のマイル~中距離に適性を示すように思います。
また、血統的に力強い血脈が多く含まれているので、容積のある馬体であることも考慮すると、本馬も含めてウエストオーバー産駒からダート馬が出る可能性も感じています。
本馬に関してお問い合わせがございましたら牧場公式サイトからご連絡いただくか、当ブログに連絡先を添えてコメント欄にご記入くださるようお願いいたします。
当場から折り返し連絡させていただきます。
