2025年01月31日
報告が遅れましたが、1月27日深夜に当場繫養の繁殖牝馬ベルキューズがミスターメロディの牡馬を出産しました。
標準かそれ以上の馬格のある馬体で生まれてくれました。
母ベルキューズは、牝系の影響を受けてかヘニーヒューズ産駒の割りにはそれほど重心が低くない馬体なのですが、この牡駒もその雰囲気は感じさせます。
この牝系からは気の強い馬が生まれやすいので、将来はやんちゃ坊主になるかもしれません。
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2025年01月31日
報告が遅れましたが、1月27日深夜に当場繫養の繁殖牝馬ベルキューズがミスターメロディの牡馬を出産しました。
標準かそれ以上の馬格のある馬体で生まれてくれました。
母ベルキューズは、牝系の影響を受けてかヘニーヒューズ産駒の割りにはそれほど重心が低くない馬体なのですが、この牡駒もその雰囲気は感じさせます。
この牝系からは気の強い馬が生まれやすいので、将来はやんちゃ坊主になるかもしれません。
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2025年01月26日
1月26日の中山第10R江戸川S(3勝クラス、ダ1200)に、当場生産馬のタイセイブリリオが出走しました。
3勝クラス入り当初は芝レースでなかなか歯が立たず、その後はダート路線に転向。
そこで2着、3着と好走していたのでOP入りも近いかと思っていましたが、なかなかレース展開が嚙み合わないなどでこのクラスを卒業できずにいました。
しかしながら、ここ最近は復調気配と思えるレース振りで、今回の3勝クラスの江戸川Sでも5番人気に支持されていました。
レースで好スタートを切ったタイセイブリリオは、楽な手応えでスタート直後に2番手に付ける展開に。
その後は、他馬が後ろから追い上げていくなかで順位を下げていきましたが、道中は折り合いながら脚を溜めていました。
3~4コーナーあたりでは先頭集団を捉えるべく徐々に差を詰めていきます。
最後の直線では力強く伸びていくなかで先頭を捉えて、最後は2着馬に1馬身1/4差をつけて優勝しました。
馬主様をはじめ関係者の皆さま優勝おめでとうございます。
本馬は庭先取引にて現在の馬主様にご購買いただきました。
実のところ、これまでの3勝はすべて芝によるもので、今回の勝利が初めてのダート勝ちとなりました。
もともと芝で成績を残していた馬なので、芝スタートの今回のレースでもスタートから先頭集団に付けられたように、これまでの戦績が活かされたレースでもありました。
ダートでOP入りしたことで、今後はダート短距離のOP・重賞レース出走が見込まれます。
同じ路線では当場生産馬のドンアミティエやバグラダスもいるので、そのうち同じレースに複数出走という流れがあるかもしれません。
なお、タイセイブリリオの母メリオールは本年マジェスティックウォリアーの仔を出産予定ですが、無事に生まれてくれればOP馬バグラダスと3/4同血の馬が生まれることになります。
また、1週間後のG3シルクロードSに出走予定のピューロマジックは、タイセイブリリオの従妹にあたる血統なので、2週続けてこの牝系には期待したいところです。
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2025年01月24日
今年も出産の時期がやってきました。
1月22日に、当場繫養の繁殖牝馬アメージングムーンがイクイノックスの牡馬を出産しています。
牡馬ですが品が良く、ちょうど良いサイズの馬体に生まれてくれました。
素軽さがあり、賢さも感じさせるので、将来は芝路線の大きなレースで活躍するような馬に育ってほしいです。
なお、本馬が今年の出産の第1号となりました。
まずは無事に生まれてくれたので、このあとに続く当歳馬たちも無事に生まれてくれたらと願っています。
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2024年12月23日
12月22日、京都第11RりんくうS(OP、ダ1200)に当場生産馬のドンアミティエ号が出走しました。
前走のOPで3着と健闘したのが評価されたのか、このレースを4番人気で迎えたドンアミティエ。
スタートをうまく決めて、先頭集団を追走しながらも、道中は中団まで下がって脚を溜めていました。
3~4コーナーで徐々に行き脚を付けながら、最終コーナーあたりで追い出しをはかります。
バラけた直線で前が空いたドンアミティエは、道中控えていた分、直線では力強く伸びて先頭集団を一気に捉えに行きます。
その勢いのまま先頭に躍り出て、最後は2着馬に1馬身3/4差をつけて優勝しました。
馬主様をはじめ関係者の皆さま優勝おめでとうございます。
本馬は、2021年のサマーセールにて現在の馬主様にご購買いただきました。
サマーセール上場に向けての当時の記事はこちらからご参照ください。
【1歳時のドンアミティエ】
どちらかと言えば涼しい時期のほうが調子が良いと聞いていたので、叩き2戦目の今回は良いところを見せてくれるのではと期待していました。
以前までは1~2番手で道中競馬していた馬が、今回は中団待機で折り合いながら脚を溜めて、最後の直線で弾けるという強い競馬をしてくれました。
前走の室町Sで4番手追走から3着と健闘しているように、その前走で幸騎手が教えたことを馬が今回の競馬でしっかりと結果として結び付けてくれました。
今回の鞍上の菱田騎手も、前走を踏まえた素晴らしい競馬をしてくれたと思います。
さて、その幸騎手を鞍上に向かえて中山競馬場のG1有馬記念に出走した、もう1頭の当場生産馬ディープボンド。
自分はドンアミティエが走る京都ではなく、今回はG1ということで中山競馬場に応援に駆けつけていました。
レース前に馬主様やその関係者の方々にご挨拶させていただくなかで、その時点ではメディア発表されていませんでしたが、このレースをもってディープボンドは引退の方向だと伺っていました。
パドックでは本当に良い出来に見えて、厩舎サイドの方々が本当に立派に仕上げてくださったと感じました。
いつもは必ずカメラで彼の写真を撮影するのですが、事前に最後のレースになる可能性を聞いていたので、目に焼き付けたい思いでずっと見ていたためにすっかり撮影するのを忘れてしまいました。
レース結果は残念ながら13着で終えましたが、本当に誇らしく思います。
牧場からの応援という意味では、基本的に生産馬が重賞に出走する日くらいしか応援には行けないのですが、ディープボンドは多くの重賞に出走してくれたので随分と競馬場に応援に行かせてもらいました。
2022年には凱旋門賞の応援にフランスまで行きましたが、私にとっては初めての凱旋門賞観戦でした。
レースの20分前にいきなり土砂降りになって、彼も自分もずぶ濡れになったのは今では良い想い出です。
引退後は京都競馬場で誘導馬になる予定と聞いています。
競馬場まで応援に行くたびに、ディープボンドのグッズを纏ったファンの方々を多く見かけました。
本当に多くの方々に愛されている馬だと感じました。
これからは違う形で競馬ファンの方々と接することになりますが、これまで同様に彼のことを愛してくださると幸いです。
これまで競走馬ディープボンドを応援してくださり、改めて心より御礼申し上げます。
2024年12月09日
当場の当歳馬世代も離乳から時間が経過して、成長具合や気性に個性を感じる時期になってきました。
今回はローレル・ターファイト各クラブに提供している当歳募集馬、およびユニオンオーナーズクラブ様の許諾を得てクラシックスの2024の近況も併せてご報告いたします。
まずは、ローレルクラブに提供しているアメージングムーンの2024(牝、父コントレイル)の近況からです。
【11月末日現在の測尺】体高149cm 胸囲163cm 管囲19.3cm 馬体重364kg
当場の現当歳世代のなかで、1番早く誕生したのが本馬です。
そのこともあって、測尺の数字はすべて当場平均を上回ります。
特に体高149cmは当場の現当歳のなかで最も大きく、例えば例年の1歳馬セールに上場される小柄な1歳馬にも見られる体高の数字です。
兄姉との比較で言えば、一番雰囲気が似ているのは現2歳の半姉アメージングハナビでしょう。
そのハナビは新馬戦3着と素質の片鱗を見せていて、未勝利勝ちも視野に入ってきていて、当場としても引き続き期待している一頭です。
本馬の父コントレイルは種牡馬のなかでは少し小柄な部類に入るものの、産駒は総じて小柄な印象は感じませんし、実際に本馬も立派な馬格に成長しそうです。
次に、ターファイトクラブに提供しているメジェルダの2024(牝、父レイデオロ)の近況です。
【11月末日現在】体高142cm 胸囲153cm 管囲17.9cm 馬体重293kg
アメージングムーンの2024とは逆に、3月31日生まれと当場のなかでは遅めの生まれも関係して、当場平均より総じて低めの数字になります。
母メジェルダが少し小柄な馬体であることが関係してか、メジェルダ産駒は牡牝にかかわらず平均より少し小柄な馬に出やすい印象です。
兄姉との比較で言えば、体高のある現2歳のメロディーロードよりも、本馬は重賞勝ち馬ピューロマジックのほうに馬体の雰囲気がよく似ています。
現在、3月31日生まれの本馬は月齢で言うと8ヶ月齢ですが、2月18日生まれのピューロマジックは8ヶ月齢(とプラス10日ほど)で体高143cm、馬体重300kgでした。
胸囲に関してはピューロマジックが151cmだったのに対して、本馬は153cmだったので、半姉よりしっかりとした馬体にも見せます。
モガミヒメ牝系ほど緩さもないですし、牝馬ながら四肢の筋肉に力強さを感じさせるのも、このきょうだいらしい特徴を受け継いでいる点だと言えます。
最後に、ユニオンオーナーズクラブ様の許諾を得て、クラシックスの2024(牡、父キズナ)の近況をお伝えします。
【11月末日現在】体高147cm 胸囲158cm 管囲19.6cm 馬体重341kg
脚長の馬体で、胸囲や体重よりも、体高のほうが先に上がっていくタイプの馬です。
一方で、飼い食いに癖が出始めているように感じたので歯をチェックしたところ比較的伸びていたので、この中間に整歯してもらっています。
それ以降は、胸囲も含めて丸みを帯び始めているので、良い成長傾向にあると感じています。
クラシックスの産駒は、放牧地や馬房でも気の強さを前面に出すタイプが多く、本馬も当初はそうでした。
ただ、セレクトセールで現オーナーにご購買いただいて以降、クラブ会員さんにしばしば見学に来ていただくなかで、随分と気性面で成長したように感じます。
関節のつくりや蹄が大きく、脚の長さも考慮すると、十分に立派な馬体に成長すると予想しています。