アメージングムーンがコントレイルの牝馬を出産!

1月25日夜、当場繫養の繁殖牝馬アメージングムーンがコントレイルの牝馬を出産しました。

 

 

コントレイル産駒はそれほど大きくない印象ですが、本馬はサイズ感こそ普通レベルであるものの、牝馬ながら骨量豊かで60kgオーバーで誕生しています。

将来に向けてコントレイルの肌馬が欲しいと思っていたので、彼女の誕生には非常に嬉しいものがあります。

血統的にも父母の相性は良いと考えているので、立派な競走成績を挙げてもらって、無事に当場に戻ってこれるようにこの先もしっかりと飼養管理していきます。

 

当場生産のミトノユニヴァース号が名古屋重賞・新春ペガサスCを快勝!

1月16日、名古屋競馬第12Rの重賞・新春ペガサスC(ダ1700、SPⅠ)に当場生産のミトノユニヴァース号が出走しました。

 

 

前走の笠松の重賞ライデンリーダー記念を勝って臨んだこのレースでは、堂々の1番人気に支持されました。

スタート後は中団あたりでレースを進めていきます。

向こう正面あたりからペースアップすると、2番手までポジションを上げて最終コーナーを回っていきます。

最後の直線を迎えてそのまま加速しながら先頭に立ったミトノユニヴァースは、2着馬の追撃を凌いで最後は1馬身1/2差をつけて優勝しました。

馬主様ならびに関係者の皆さま優勝おめでとうございます。

本馬は一昨年のサマーセールに上場したものの、背ったるの馬体が嫌われてか、残念ながら主取りとなった馬です。

それでも、その後に縁あって現オーナーに庭先にてご購買いただきました。

これで3つ目の重賞制覇となったミトノユニヴァース。

この地区での同世代のなかではトップクラスだと思うので、これからも馬主様やファンの方々に喜んでもらえるレース内容を期待したいと思います。

 

サンセットキスがキタサンブラックの牝馬を出産!

1月14日夜、当場繫養の繁殖牝馬サンセットキス号がキタサンブラックの牝馬を出産しました。

 

 

予定日より3日ほど早い出産だったため、馬格はそれほど大きくありませんが、少し重心が低い母よりも脚長タイプに見せる馬体なので父似の雰囲気があります。

年度代表馬を出した父の産駒なので、当場としても大きな期待をしながら成長をサポートしていきたいと思っています。

本馬の出産が、当場における今年の当歳馬第1号となりました。

当場にしては1月の出産予定が少ないですが、4月後半まで続く出産シーズンがいよいよ始まりました。

 

当場生産馬のインテグレイト号が新馬戦を快勝!

1月14日の京都第5R新馬戦(芝2000)に、当場生産馬のインテグレイト号(父キタサンブラック)が出走しました。

 

 

キタサンブラック産駒であること、また順調に調教を積んできた過程が評価されてか、4番人気でレースを迎えたインテグレイト。

スタートしてからは5、6番手あたりで折り合うように位置しながら、レースを展開していきます。

向こう正面でペースが上がってくると、インテグレイトも徐々にペースアップしていって、最終コーナーあたりでは3番手につけながら直線を迎えます。

最後の直線で2着馬に追い付くとそこからさらに伸びて、最後は2着馬に1/2馬身差をつけて優勝しました。

馬主様をはじめ関係者の皆さま優勝おめでとうございます。

 

 

本馬は、2022年のセレクションセールにて現在の馬主様にご購買いただきました。

セール上場に向けての当時の記事はこちらからご参照ください。

 

【1歳時のインテグレイト】

 

1歳時のセレクションセール上場時には体高がすでに160cmに達していたように、キタサンブラック産駒らしい重心が高くて柔軟性のある体質の持ち主でした。

現在の馬主様に高い評価をいただき落札していただきましたが、今日はその期待によく応えてくれたと思います。

馬主様にとってはJRAにおける所有馬初勝利とのことで、大変喜んでくださっていると調教師の先生からは伺っています。

そして、今回の勝利は厩舎における調整力の高さも大きな勝因でしょう。

約2ヶ月前から多くの追い切り本数と稽古量をこなしてきました。

センスの良い勝ちっぷりだったと思いますが、この調教量があってこそのレースでの動きだったと思います。

次走を含めた今後の予定はこれからだと思いますが、レース内容はまだ荒削りの部分があるだけに、今後の伸びしろも期待できます。

芝の中長距離路線ならば上のクラスでも通用しそうなので、今後の彼の走りに注目したいと思います。

 

クラブ募集馬2頭(1歳)の近況

当歳馬募集からお世話になっているクラブ募集馬も、年が明けて1歳馬になりました。

まずはローレルクラブ提供馬のファーストチェアの2023から近況報告をさせていただきます。

 

 

12月末日時点での本馬の測尺は、以下のとおりです。

【体高】145cm 【胸囲】166m 【管囲】18.5cm 【馬体重】359kg

体高こそ当場平均に使い数字ですが、馬体重に関しては平均よりプラスの数字です。

もともとこのきょうだいは肉付きの良い容量のある馬体が特徴的ですが、本馬もその傾向にあります。

その意味では牝馬らしい細めのシャープな馬体というよりは、比較的しっかりとした外見の馬体をしています。

気性的にもどっしりとした面がさらに増してきていますし、馬体のつくりも併せて考えると、ある程度距離をこなす可能性があると考えています。

 

次に、ターファイトクラブ募集馬で満口にしていただいたゼフィランサスの2023の近況を報告いたします。

 

 

12月末日時点での本馬の測尺は、以下のとおりです。

【体高】143cm 【胸囲】160m 【管囲】18.2cm 【馬体重】300kg

首のあたりも含めて少し緊張気味に立ってしまって、あまり伸びがないように映りますが、本馬自身は順調に成長しています。

胸囲が増えているように、この1カ月は馬体に厚みを増した時期だったと言えるでしょう。

というのも、放牧地が雪に覆われる日が多くなってきたため、以前より厩舎内での飼い食いが良くなっています。

気性的にピリっとした面を持ち続けていますが、一方で放牧時には後回しのグループでも我慢できるなど、気性的にオンとオフのスイッチがありそうなタイプです。

 


 

冬期を迎えて、放牧地が雪で覆われる時期になったものの、一方で暖かい日が続いてしまって一気にその雪が解けてしまうというような1ヶ月でした。

放牧地の地面が見える状況のなかでは地面の草を食べようとするため、厩舎内での飼い食いが少し落ちることも懸念されたのですが、とりあえず寒い時期を迎えたなかでは2頭ともよく食べれていると見なせます。

放牧地にしっかりと青草が生えてくるまでは3か月以上も先のことなので、それまでの間の飼い葉の付け方や、個々の馬体のボディコンディションには細心の注意を払って管理していきたいと思っています。